よくある質問

 

ORCAについて

ORCAとはなんの略ですか?

Online Receipt Computer Advantage(進化型オンラインレセプトコンピュータシステム)の頭文字を採っています。ただし、製品の名前ではなく、今後の医療の IT(Information Technology)化というものを、レセプトコンピュータ(以下レセコン)の高機能化という切り口からスタートして考えた日医のプロジェクトの名称です。第一弾として、「日医標準レセプトソフト」(以下「日レセ」)というレセプトソフトを開発。


なぜ、 OSにLinuxを採用したのですか?

LinuxはオープンソースのOS(オペレーティングシステム)であり基本的に無料です。ネットワークを前提としたOSです。商業ベースのOSを使った場合、世界的な大手メーカーの戦略的事情などで頻繁にグレードアップし、システムが数年で時代遅れになってしまいます。日レセを含め全てがオープンソースであるが故、セキュリティーホールの発見・修正が早く、クラッキングのリスクを最小にできます。


ORCAネットワークへの接続はどうなりますか?

ORCA自身は、インターネットが常時接続できる院内ネットワーク内であれば、ORCAプログラムやマスターデータのアップデート、また遠隔操作によるメンテナンスはすべて可能です。オンライン資格確認やオンライン請求などが併用されるネットワークによってはルーター機材やネットワーク方式が限定されることがあります。


インターネットを利用した場合の通信経路のセキュリティについて?

日レセでは、必要に応じてSSL(Secure Soket Layer)などの技術を用いてセキュリティを確保しています。しかし、ハッキング技術も進化し、OSレベルのセキュリティ問題が発生する可能性は常にあります。そこで、センター運営による最新のセキュリティ対策をとり、同時にセキュリティ運用ポリシーなどを策定しています。これをORCA導入医療機関、協力業者にアナウンスすることで、運用面からもセキュリティの確保を図っています。

 

ORCA導入について

ORCAで2台運用が推奨されているのは何故ですか。

2台運用ですと、ハードウエアが突然故障した場合にも診療請求業務で患者様をお待たせする可能性が低くなります。 1台運用の場合には、HDDの故障には対応可能ですが、キーボードの故障等による業務中断を避けることができません。 (医療機関様からの問い合わせで一番多いのは、キーボード、マウスが動かない等のHDD以外のトラブルです。) 2台運用が一番コストパフォーマンスが高くなります。


価格を比較するとき注意することはありますか。

当社、及び多くのORCAベンダーでルーターによるVPN接続及びSSHの鍵認証によるリモートメンテナンスという方式が多いです。

               

導入にあたりどれぐらいのトレーニングが必要となりますか?

既設のレセコンの入力コードを継続してご利用可能ですので、およそ最短で1ヶ月程度あれば操作方法は習得可能です。

               

機械の急な故障などの対応はどうされますか?

お電話や遠隔点検で調査の上、原因の切り分けを行います。基本的に主サーバと従サーバーでの2台運用となります。1台運用に切替を行うことで、ダウンタイムを数十分に抑えるようにしています。その間に交換などの修理対応を行います。また、代替機をお貸しすることも可能です。